ノートの色分け方法 ―適切な色分けで情報をすっきり整理しよう―

こんにちは。大栗紙工のノートブランド「OGUNO」の中の人です。
今日は「ノートの色分け術」についてコラムを書きたいと思います。
よかったらぜひご一読ください!

ノートを開いたとき、「自分でも何を書いたかよくわからない…」そんな経験はありませんか?
同じ内容でも、<b>色の使い方ひとつで“見やすさ”も“理解の深さ”も大きく変わります。</b>
色分けは、単に見た目をきれいにするためのテクニックではありません。
むしろ、“情報を整理して、あとで使いやすくする”ための大切な工夫です。
このコラムでは、初心者でもすぐに実践できる「ノートの色分け術」を紹介します。
仕事や勉強、アイデアづくりなど、あらゆる場面で活かせる内容です。
お気に入りのペンを片手に、あなたのノートを“もっと伝わる見やすい一冊”にしていきましょう!

ノートの色分けで効率アップ!

色をうまく使うことで、ノートはただの記録帳から“整理された思考ツール”に変わります。
その理由は、色が人の脳に与える影響にあります。
たとえば──
・情報が整理されて見やすくなる
 黒一色のノートは、どこから読み返せばいいのか迷いがちです。
 でも色を使えば、内容のまとまりや関係性が自然と浮き上がります。
・重要なポイントがひと目でわかる
 テスト前や会議の準備中、「ここだけ見返したい!」という時に赤や黄色が目に飛び込んでくる。
 色の力で、必要な情報にすぐアクセスできます。
・記憶の定着が促される
 脳は「色」と「意味」を一緒に覚える傾向があります。
 たとえば「赤=重要」「青=補足」と決めておけば、色が記憶のスイッチになってくれます。
勉強なら理解力が、仕事なら作業スピードが上がる。
色分けは、まさに“効率をデザインする技術”といえます。

効果的な色分けルールの作り方

色を上手に使うためのコツは、「自分だけのルールを決めること」です。
ルールがあるだけで、ノートがぐっと使いやすくなります。
たとえば、こんなルールがおすすめです。
・赤:重要なポイント・結論
・青:補足情報・根拠
・オレンジ:自分の考えや意見
・緑:次にやるべきこと・課題
・黒:本文・ベース

このように、あらかじめ“色の意味”を決めておけば、書くときも迷いません。
大切なのは「自分が自然に覚えられるルール」であることです。
“テスト勉強なら3色でシンプルに、アイデアノートなら少しカラフルに” 使う目的やシーンに合わせて調整していきましょう。
そして、一冊のノートの中ではルールを一貫させることが一番重要です。
同じ色が常に同じ意味を持つことで、ノートを“読むだけで思考が整理される”状態にできます。

色分けに使うペンの選び方

「どんなペンを使うか」で、色分けの快適さは大きく変わります。
発色やにじみ、手触りはペンごとに違うからこそ、自分に合った一本を選びたいところです。
●ペンの種類で選ぶ
 ・ボールペン:にじみにくく、細かい字にも向く。仕事用ノートにおすすめ。
 ・マーカー:太く目立つラインで強調に便利。タイトルや重要語句に◎。
 ・ゲルインクペン:発色が鮮やかで、柔らかい書き心地。学習ノートにも最適。
 ・フリクションペン:消せる安心感。下書きやアイデア整理にぴったり。

●色数は3〜5色までが理想
色数は3〜5色までが理想です。色が多すぎると混乱してしまうので、「整理のための色分け」という目的を忘れずに、シンプルさを心がけましょう!
「赤・青・緑・オレンジ・黒」くらいのバランスが、視覚的にも整って見えます。

●紙との相性もチェック
にじみやすい紙にはボールペン、少しザラついた紙にはゲルペンが合います。
ノートとペンの組み合わせを探す過程も、文具好きにとっては楽しい時間です。

色分けの具体例

ここでは、シーン別に色分けの使い方を見てみましょう。
「なるほど、こんなふうに使えばいいのか」と想像しやすいはずです。

勉強ノート

国語:
 青=文法、赤=重要語句、オレンジ=自分の感想。
 → 教科書の内容と自分の考えを分けて整理できる。

英語:
 赤=単語、青=文法、緑=例文。
 → 暗記と理解の両方に使える万能ルール。

数学:
 黒=問題文、青=式、赤=答え。
 → 思考の流れがひと目で追える。

ビジネスノート

会議メモ:
 赤=決定事項、青=参考情報、緑=自分のタスク。
 → 後から見返したとき、何をすべきかがすぐにわかる。

アイデアノート:
 黒=メモ、オレンジ=ひらめき、青=補足。
 → 思考が広がる過程を色で「見える化」できる。

スポーツ・自己管理ノート

トレーニング記録:
 赤=達成、青=課題、緑=次の目標。
 → 成長の流れが目に見えて、モチベーションが続く。

ライフログ:
 黒=出来事、ピンク=感情、青=学び。
 → 自分の気持ちの変化を色で客観的に見られる。
どの使い方にも共通しているのは、「色の意味がはっきりしていること」。
それさえ守れば、ノートが“使えるノート”へと変わります。

まとめ

ノートの色分けは、ちょっとした工夫で毎日の記録をもっと豊かにしてくれます。
・色を使うことで情報が整理される
・自分ルールを決めることで迷わず書ける
・ペン選びや紙との相性にもこだわると続けやすい
・使う目的に合わせて色を変える
この4つを意識すれば、ノートは“自分の思考を映す鏡”になります。
今日から、あなたも少しだけ色を意識してみてください。
それだけで、ページの上に新しい発見やアイデアが生まれていくはずです。
長々と書きましたが、僕もまだまだ勉強中です。一緒に、自分にとって見やすく使いやすいノートを育てていきましょう!

【あなたにおすすめしたいコンテンツ】

一覧へ戻る