映画ノートの書き方
こんにちは。大栗紙工のノートブランド「OGUNO」の中の人です。
今日は「映画ノートの書き方」についてコラムを書きたいと思います。
よかったらぜひご一読ください!
映画を観て「あ~、よかった!」で終わるのもいいですが、自分の成長にも繋げるならもう一工夫するのもいいかもしれません。そこで今回提案したいのが「映画ノート」です!「映画ノート」を書くことで、単なる鑑賞体験から「自分の感性を育てる」時間に変わります。
好きな映画を自分の言葉で書き残すと、記憶に深く定着し、後から見返すことでその時の自分の考え方や感情の変化に気づくことができます。それは「感性の成長記録帳」のように、映画ノートはあなたの人生を彩ってくれるのです。僕もなりたい自分像に近づくために感性を磨きたいと思っているので、「映画ノート」を書く頻度を増やしていきたいなと思っています。
ノートの選び方と道具の工夫
まずは「どんなノートに書くか」を決めましょう。
・無地:自由にレイアウトでき、絵や貼り物も楽しめる
・方眼:情報を整理しやすく、図や表を書きやすい
・横罫:文章を中心にして書く場合にまっすぐ書きやすい
また、「ノートへのまとめ方」に関しても自分のやりやすいやり方を決めましょう。
・作品ごとに1冊:シリーズや監督でまとめたい人におすすめ
・時系列で1冊:自分の鑑賞履歴を振り返りたい人向け
書く道具も気分を高めてくれる大切な要素です。色ペンやマーカーで感情ごとに色分けするのもいいですし、付箋やマスキングテープでスクラップ感を演出するのも楽しい工夫になります。僕はペンで色分けしてノートに書いています。また、ノートに書くタイミングも人それぞれです。観た直後の感情や気持ちを生で残すのもアリですし、時間を置いて整理してから書くのも違った気づきがあるかもしれません。
映画ノートに書くべき7つの項目
映画ノートは、ただのメモではなく「自分の体験を記録する場」です。次の項目をベースに書くと整理しやすくなります。
1.タイトル・公開年・監督
最低限の基本情報は忘れずに。あとで検索するときにも役立ちます。
2.あらすじ(自分の言葉で)
本やネットのコピーではなく、自分の言葉でまとめることで内容理解が深まります。また、物事を表面的に処理するだけでなく本質を理解しようとする能力を養うことに繋がります。
3.印象に残ったシーン・台詞
「心に刺さった瞬間」を残すことは、自分の感性を知る手がかりになります。可能なら絵などの描写を描くことで、より印象と絵のイメージを強く結びつけることができます。(僕は絵を描くのが苦手なのでやらないと思います…笑)
4.感じたこと・考えたこと
嬉しい・切ない・納得できない…など感情を自分の言葉で表現する習慣が、文章力や表現力を鍛えます。また、自分の感情に目を向けることによって感性も磨かれます。
5.キャストの演技メモ
「表情が自然だった」「自分の世界観があってすごく関心をひかれた」「推しの声のトーンが印象的」などを残せば今後の見たい映画やドラマの基準にもなります。
6.音楽・映像・衣装
映像美やBGMの余韻を記録しておくと、作品全体の雰囲気を思い出しやすくなります。特に音楽に関しては聴くだけで印象深いシーンを思い出せるので、「曲名」や「その場面で流れていた歌詞」などを記録しておきましょう!
7.次に観たい作品・関連作品
続編や監督の過去作、同じ俳優が出演する映画などをメモすれば、学びを広げるきっかけになります。また、楽しんで映画を観続けることにもつながります。
ノートのアレンジと楽しみ方
書き方はシンプルに見開き1ページでまとめてもいいし、作品ごとに深掘りして数ページかけてもOKです。
・スクラップ感を出す工夫
チケットの半券や雑誌の切り抜き、シールを貼れば、観た日の思い出が鮮やかに蘇ります。また、好きな映画に関することだと貼る作業も楽しいので、映画ノートづくりが楽しくなります。
・色分けの工夫
赤=感情、青=気づき、緑=名台詞など、自分ルールを決めると一目で整理できます。
・SNSやブログと連動
映画ノートをもとに投稿することでアウトプット力もUP。
読者やフォロワーとの交流が、新しい視点をくれることもあります。
自分の意見に固執して主張しすぎるといわゆるレスバになることもあるかもしれませんので、言い争いがいやな方は注意しましょう
楽しく続けるのが一番です!
目的別アレンジアイデア
映画ノートは趣味以上に、さまざまな用途に発展できます。あくまで思いついた例ですが、
・映画批評・ライター志望
物語構成や演出効果を論理的に分析する練習ノートとして活用。文章力向上にもつながります。
・語学学習
英語字幕のフレーズを書き写して覚えたり、推し俳優の英語表現をノートに残したりすれば、楽しみながら学べます。
・感性磨き
ホラー、ラブストーリー、SFなどジャンルごとにまとめて、自分の好みを可視化することで感性の幅が広がります。自分の感情に目を向けることが大切です。
・推し活用
推し俳優や監督の出演作で一冊を埋め尽くす「推しノート」も、ファンライフを豊かにしてくれるでしょう。
まとめ
映画ノートは、ただ映画を「観る」だけでなく「感じ、考え、残す」ためのツールです。文具の工夫で彩りを添え、自分だけの表現で記録することで、映画の世界はもっと広がります。書き続けるうちに、自分の感性の変化や成長に気づくことができるはずです。僕は感性を磨くことが目的で書きますが、目的は人それぞれ、楽しみ方も人それぞれだと思います!あなたの映画ノートが、人生をより深く味わうための相棒になりますように。