野球 ノート 書き方 ~上達のための“気づき”を記録する習慣~

こんにちは。大栗紙工のノートブランド「OGUNO」の中の人です。
今日は「野球ノートの書き方」についてコラムを書きたいと思います。
僕は奈良出身の奈良育ちでスポーツでは野球やサッカーが好きです!
野球はやっぱり阪神タイガースやオリックスバッファローズのファン!というわけではなく、何を間違えたのか子どもの頃から北海道日本ハムファイターズ(当時は日本ハムファイターズ)のファンです。
長年の日ハムファン延いては野球ファンとして色々蓄えてきた知識を活かして「野球ノート」の書き方をご紹介できればと思っています。
よかったら最後までご覧ください!

なぜ「野球ノート」が上達に効くのか?

野球は技術だけでなく、「考える力」や「自己分析力」が求められるスポーツです。
名選手であり名監督でもあった故野村克也氏も野球は「頭を使うスポーツ」とおっしゃっていました。
練習や試合をただこなすだけでは、成長には限界があります。
上達のカギは、「自分で自分を振り返る力」にあります。
そして、その振り返りを言葉で整理し、記録しておくためのツールが「野球ノート」です。
僕は絵が下手なのでできませんが、絵も交えると読み返したときにイメージもわきやすいと思います!
ノートを書くことで、自分の中で曖昧だった感覚や気づきを言語化できるようになり、弱点や改善点が明確になります。思考が整理されるということですね。
また、過去のノートを見返すことで成長の軌跡が見え、自信にもつながります。
さらに、コーチや保護者の方と内容を共有することで、客観的なアドバイスをもらえるというメリットもあります。
野球ノートは、“プレーや成長の振り返り”から“次の一手”を導き出す大切な相棒になるのです。

①野球ノートを始める前に決めておくこと

ノートを書く目的を明確にする
まず大切なのは、「何のためにノートを書くのか?」という目的をはっきりさせること。
たとえば…
・ミスの原因を分析し、克服したい
・試合での目標達成を記録したい
・成長の記録として残しておきたい
このように目的が明確になると、ノートの中身に“軸”ができて、内容がブレにくくなります。
自分がどんな選手になりたいのか、その理想像を描きながらノートをつくっていきましょう!
(大谷翔平選手のような選手になりたい!や守備でお客様を沸かせるような選手になりたい!など)

ノートの形式と使い方を決めよう

市販の野球ノートを使ってもいいですし、無地や方眼のノートをカスタマイズしてもOKです。個人的にはやはり「mahora」ノートの無地タイプがいいのではないかなと思います!!(宣伝です笑)
大切なのは「書きやすく、見返しやすいこと」。そう考えるとサイズはセミB5サイズやA4サイズが使いやすいかもしれませんね。
書き方ですが、例えばこのような構成にしてみてはどうでしょう?
・日付
・練習/試合内容
・気づいたこと
・反省点
・次回に向けた課題
書き方は箇条書きでも、文章でも大丈夫です。大切なのは“毎回同じ形式”にして、「思考の整理」をしやすくすることです。

目標を形にするならA4→A1noteもオススメ

ノートに書く「野球ノート」と別でオススメの成長補助ツールがあります。
それが今や世界最高峰の野球選手となった大谷翔平選手が高校時代に書いたことで有名な「マンダラート」です。
こちらは9マス×9マスの表の真ん中にまず「大きな目標」を書きます。
そして、その周りを囲む8マスにその目標を達成するために「必要なこと」を書きます。
その後、先述の8マスに書いた必要なことを達成するための「行動」をさらに外側のマスを使って書いていきます。
文章で完全に説明することは難しいので書き方については以下の写真を参考にしてみてください!僕の夢を描いたマンダラートを書いてみました!(野球とは全く関係のない夢ですみません…笑)
そしてまた宣伝なのですが、「OGUNO」の製品にマンダラートを作成するのにぴったりな製品があります。
それが「A4→A1note」という製品の「目標達成シート」というものです。
こちらはマンダラートを作成することを想定した9マス×9マスの印刷が施されているA1サイズ(新聞紙を広げたサイズと同じサイズ)の紙を折りたたんだ製品です。
書く際に非常に大きく書くことができるので、書いた後に持ち運ぶこともできますし壁などに貼って毎日見ることもできます。
あなたの成長に繋がれば我々もすごく嬉しいです!

書くタイミングと頻度を決める

理想的なタイミングは、練習や試合が終わった直後。
記憶が鮮明なうちに書けば、その時感じた感覚や思いをリアルに残すことができます。
頻度については、毎日短く書く方法もあれば、試合や週末にまとめて書く方法もあります。
「続けやすいスタイル」を見つけて、無理のない習慣にすることがコツです。
一度中断するとなかなか再習慣化することが難しくなってきますので、続けられるやり方を考えて見つけましょう!

野球ノートに書くべき項目とは?

書く内容は、選手のポジションや目的によって異なりますが、基本的には以下の項目を押さえておくと良いでしょう。
・練習記録
・日付
・練習メニュー(例:素振り、フィールディング練習など)
・その日のテーマや意識したこと
・気づき・良かった点・反省点
まず練習の意識をしっかり持ち、それを成果と結びつけることで成長が加速します。野球以外にも共通していることかもしれませんね。

・試合分析
・出場ポジションと守備機会
・打席内容と考えていたこと
・ミスの原因と対応策
・チームとして良かった点/悪かった点
特にミスについては「なぜミスをしたのか?」「そのミスをなくすためにどんな意識を持ったり、練習をするのか?」といったように深掘りすることで、再発防止につながります。

・投手の場合
・その日の登板内容(球数・回数)
・球種ごとの制球、感触
・相手打者の反応、打たれ方の傾向
・良かった点と修正点
球種ごとの感覚を残しておくと、フォームの調整や配球戦略に活かせます。

・打者の場合
・打席ごとの狙い球、対応
・相手投手の球種・配球の傾向
・バットの軌道・スイングの感覚
・成功/失敗の要因
1打席ごとに「何を考え、どう振ったか」を書き残すことで、次の打席・次の試合への精度が上がります。

・守備
・状況判断(例:ランナーありの打球処理など)
・ポジショニングとその結果
・良かった反応・ミスの原因
・次に活かすための改善策
守備について言語化しにくい動きも、ノートに残しておくと読み返したときにイメージしやすくなります。

③ 野球ノートを“続けたくなる”書き方の工夫

・ 書く項目を固定化しよう
毎回「何を書こう…」と悩むのは大きなストレス。だからこそ、「書くフォーマット」を決めておきましょう。
例:「今日の練習メニュー/良かった点/課題/一言コメント」など、4~5項目に絞ると続けやすくなります。

・ ○×や5段階評価を取り入れる
「今日は打撃○、守備×」と簡単な評価をつけるだけで、自分の調子や課題が“見える化”されます。
5段階で点数をつけるのもOK。見返したときに成長の流れがわかりやすくなります。

・ 試合前の“決意表明”も書こう
試合や大会の前に「今日の目標」や「絶対にやり切る!」といった決意を書いておくと、気持ちが引き締まります。
“言葉にする力”はプレーにも好影響を与えるので、モチベーションアップにもおすすめです!

④ 指導者・親子で活用する野球ノートの使い方

・ 指導者からのコメント欄をつける
ページの最後に「指導者コメント欄」を作っておくと、指導者がフィードバックを書きやすくなります。
自分の振り返り+客観的な視点が加わることで、より深い理解につながります。

・ 親子で振り返る時間をつくろう
「今日はどうだった?」「この反省は次にどう活かす?」と、親子でノートを見ながら話す時間を作ってみましょう。
日々の努力が“見える化”されることで、成長の実感や親子のコミュニケーションも深まります。

まとめ

野球ノートは、ただの「記録帳」ではありません。
自分のプレーを客観的に見つめ、言葉にすることで、技術だけでなく“考える力”が身につくノートです。
考えすぎてわからなくなる、行動できなくなる、となってしまうと本末転倒ですが、やはり考えるほど自分の中に経験や知識が貯まり、成長へとつながります。
うまく書こうとしなくても大丈夫!大切なのは「振り返る習慣」「考える習慣」をつくることです。
「野球ノート」を続けるうちに、自分の中に“成長の道筋”が見えてくるはずです。
さあ、今日の練習や試合から、あなたの「野球ノート」を書き始めてみませんか?

【あなたにおすすめしたいコンテンツ】

一覧へ戻る