日記ノートの書き方

この瞬間に感じていること、未来のわたしはどれくらい覚えているのでしょうか。
今日の景色や、ふと胸に浮かんだ想い、小さな嬉しさやちょっとしたため息。
そのひとつひとつが、過ぎてしまえば驚くほど曖昧になっていくのかもしれません。
でも、今こうして手を動かして、言葉にして残してみたら何気ない今日が、どこか特別なかけらとして心にとどまることがあるのではないでしょうか。
未来の私が、いつかこのページをめくったとき。
ああ、こんな気持ちでいたんだなって、やさしく思い出せたりするときがやってくることも。
だから今の気持ちをほんの少しでもノートに書き残して、未来のわたしに伝えませんか?

「日記」を書くメリット

何気なく書き始めた日記が、気づけば心の整理や癒しの時間になっていることがあるかもしれません。
日記がただの記録ではなく、日々の感情や思考と向き合うための静かであたたかな“自分の居場所”であってくれるといいですよね。
ここでは、日記を書くことで得られる4つのメリットをご紹介します。

◎書くだけで感情が整う

気持ちがぐるぐるしているとき、頭の中が散らかっているように感じることがあると思います。
そんなとき、思っていることを素直に書いてみると、不思議と気持ちが少しずつほどけて、何にモヤモヤしていたのかが見えてくることも。
「こんなふうに思っていたんだ」と気づくだけで、心が落ち着いてきそうですね。
日記は、気持ちの流れをゆるやかに整えてくれるような、小さな手助けをしてくれる存在かもしれません。

◎ストレス解消になる

日常の中で、知らず知らずのうちにたまっていくストレス。
言葉にしないまま、心のどこかにずっと残ってしまうことが私もたくさんあります。
でも、書くことでその感情が一度外に出ると、不思議とすっきりしていく感覚になることでしょう。
紙に向かって「疲れたな」「なんだか悔しかった」とこぼすだけでも、それが心のデトックスに。
話せない気持ちも、書くことでちゃんと自分に受けとめてもらえる。
そんな安心感があるのかもしれませんね。

◎自己理解が深まる

日記を読み返してみると、「こんなことで悩んでいたんだな」と思ったり「あのときの自分、意外とがんばっていたな」と感じたりすることがあると思います。
書くことは今の自分と対話することでもあり、あとから見返すことで過去の自分ともそっと会話ができるようなものかもしれませんね。
どんなときに心が動くのか、何に価値を感じているのか。
自分という存在の輪郭を少しずつ映し出すことができそうです。

◎忙しい毎日でも“自分と向き合う時間”が持てる習慣になる

毎日バタバタしていて、自分のことはつい後回し…。
そんな日って、きっと誰にでもありますよね。
でも、1日ほんの数分だけでも日記を書いてみると、なんだか気持ちがちょっと整ってきたり、「あ、今こう思ってたんだな」と、自分の本音に気づけたりすることがあるみたいです。
特別なことを書く必要はなくて、たとえば「今日は疲れた~」とか「ちょっと嬉しいことがあった」とかそんなひと言でも大丈夫。
忙しい中でも少し立ち止まる時間ができると、不思議と心に余白ができてくることも。
無理なく、気軽に今日から始めてみるのもいいかもしれませんね。

日記用ノートと文房具の選び方

日記を書こうと思ったとき、まず手に取るのがノートとペン。
どんな紙に書くか、どんな書き心地で書くかって、意外と大事なポイントかも。
お気に入りのノートを開いた瞬間、ちょっと気分が上がったり、書きやすいペンを使うだけで、自然と手が動きやすくなったりすることもあるかもしれません。
「続けられるか不安…」という方こそ、自分の気分にしっくりくる文房具を選んでみると、書く時間が楽しみに変わることも。
どんなノートやペンが合うのか、いくつか紹介させてくださいね。

ノートのタイプ別おすすめ

◎無地ノート

自由に書きたい人やルールにとらわれず、書くこと自体を楽しみたい人にぴったり!
線にしばられず、文字の大きさや配置を気にせず書けるのが魅力。
文字だけじゃなく、ちょっとしたイラストや図、シールなども気軽に使えるので、感覚的に書きたい人や、自由なレイアウトを楽しみたい人におすすめですね。
ページ全体を自由に使えるので、その日の気分や思考に合わせて構成を変えられるのも大きなメリット。
「とにかくのびのび書きたい!」という方には、無地がいいのかもしれません。

◎罫線ノート

文字が整いやすく、書きやすさ重視の人はかなりいいかもしれません。
横線があることで文章がまっすぐ書きやすいので、思ったことを淡々と記録したい人や読み返しやすさを重視したい人に向いています。
また、行の幅があることで文字の大きさがそろいやすく、書くリズムが安定しやすいのもポイント。
学校のノートや手帳と同じような感覚で使えるので、日記初心者さんにもおすすめ。
丁寧に書く習慣が自然と身につくので、継続しやすいスタイルを求める人にも◎
「とりあえず書き始めてみたい」という気軽なスタートにもぴったりだと思います。

◎方眼ノート(ドットやグリッドも含む)

きっちりも自由も両方ほしい人に。
文字もイラストもバランスよく書けるのが方眼ノートのいいところ。
罫線よりも柔軟だけど、無地よりも整いやすい、ちょうどいいタイプが方眼ノートです。
書きながら図やフレームで整理したり、ページの構成を考えたりするのが好きな人にぴったりかもしれません。
行やマス目を活かして、自分だけのレイアウトを作れる自由さも魅力ですね。
枠やリストを書いたり、感情と出来事を分けて整理したりするのも簡単なので、感情も思考も、バランスよく書きたい人や視覚的にもすっきり見えるので、読み返しやすさを重視したい人にもおすすめです。

◎ 1日1ページタイプ

習慣化したい人や書くのが好きな人におすすめ。
「1日1ページ」と決まっていることで、書くリズムが自然にできやすいのがポイントです。
ページを埋めることで達成感もあり、「続けている感」が感じられるのも魅力のひとつ。
たっぷり書きたい日も、短くメモだけの日も、1ページという枠がちょうどよく気分や内容に波があっても“今日はここまで”と区切りやすいのもメリットです。
また、毎日の記録が1ページずつ積み重なっていくことで、自分の歩みが「目に見える形」で残っていくのも嬉しいポイント。
書くこと自体を習慣にしたい人や、毎日ちょっと振り返りたい人にはとても合うかもしれませんね。

書くモチベが上がるお気に入りのペン・色分け・装飾アイデア

日記を続けるコツって、ちょっとした「好き」や「楽しさ」を取り入れることだったりしますよね。
お気に入りのペンで書くだけで、気分がふわっと上がったり、色を変えてみるだけでページがぐっと自分らしく感じられたり。
せっかくの「自分と向き合う時間」だからこそ、文房具やちょっとした工夫で、もっと心地よく、もっと楽しくしてみませんか?

◎お気に入りのペンを見つける

書きやすさ、見た目、持ったときの感触。
ペンは、小さくても自分の気分を左右する存在かもしれません。
インクがスラスラ出るゲルインクペンや、やわらかい書き味のボールペン、やさしい色味のサインペンなど、自分の好みに合うものを選ぶだけで「今日はこのペンで書こう」と、日記を書くのがちょっと楽しみになることもあるかもしれませんね。
好きなブランドやカラーでそろえるのもすごくいいと思います。
書く時間がぐっと愛おしく感じられるものになりそうです。

◎色分けで気持ちを整理

色を変えて書くと、ページが見やすくなるだけでなく気持ちの整理にもつながることも。
たとえば、うれしかったことはピンク、悩んだことは青、ふと思ったことは緑など、色ごとにテーマを決めておくと、その日の感情や思考の流れが視覚的にわかりやすくなります。
無意識に書いた内容にも、色がついているだけで「どんな気持ちだったのか」が自分でも読み取りやすくなりそうです。
文字を書いたそばに小さめのスタンプを押して、気持ちを表現するのもおすすめ。
あとから見返したときにも、「この日、ちょっとつらかったんだな」なんて、過去の自分の気持ちをやさしく受けとめられるヒントになるかもしれません。
また、感情の偏りやパターンに気づけることで、自分の“こころの癖”を知るきっかけにもなり、セルフケアにもつながると思います。

◎ちょっとした装飾で気分アップ

私は、日記は文章だけじゃなくていいと思っています。
お気に入りのマスキングテープやシールを貼ったり、日付のところをちょっと飾ったりするだけで、ページがぐっと明るく。
私なら、きっと自分が書きたくなるような飾り枠や飾り線を書いたり、好きなシールを貼ってデコレーションをして自分だけの日記をつける気がします。
イラストを添えたり、気に入ったフレーズをふきだしで囲んでみたり、そんな「ひと手間」が、自分だけの特別なページをつくってくれるはず。
「今日はこの色を使ってみよう」「ちょっと描いてみたい気分かも」そんな気まぐれで、気分に寄り添った日記が生まれていくのかもしれませんね。
装飾することでページを“自分らしく”仕上げる楽しさが加わり、「書くこと=たのしいこと」になっていくのも大きなメリット。
毎日書かなくちゃ…と構えるよりも、「今日はどんなふうに飾ろう?」と楽しみにできると、日記を続けること自体が心のごほうびになると思います。

ノート日記に書くべき5つの項目

日記って、自由に書いていいものだけど「何を書いたらいいか分からない…」と感じることもありますよね。
私も書く内容に悩んで、よくわからないことを書いてしまう事が何度かありました。
そんなときは、いくつかの小さな項目をヒントにすると、自然と気持ちがまとまって、書くことが少しずつ楽しくなってくることもあると思います。
ここでは、日々の記録と心の整理にぴったりな5つの項目をご紹介します。

1.今日の出来事

その日あったことを、シンプルに書いてみましょう。
どんな一日だったか、起きたことや行った場所などを、短くてもいいので書いてみるといいですね。
「〇〇に行った」「仕事でこんなことがあった」「雨が降ってた」など、箇条書きでも大丈夫。
記録することで、1日の流れが見えてきて、あとで読み返したときに記憶がよみがえる楽しいきっかけにもなるはず。

2.気持ち・感情

「どう思ったか」「なぜそう思ったか」を少しだけ掘り下げてみるといいかもしれません。
出来事に対してどんな気持ちが湧いたか、少しだけ立ち止まってみると自分の心の動きが見えてくることも。
「なんであの言葉が引っかかったんだろう?」「本当はちょっと不安だったのかも」そんなふうに感情を言葉にしていくと、自分を理解することができるかもしれませんね。

3.感謝・よかったこと

どんな小さなことでも「よかった」と思えたことに目を向けて、ポジティブな視点を育てましょう。
書くことで少しずつ、自己肯定感も上がっていくかもしれません。
日常の中の「ありがたい」「うれしかった」「助かった」を書き出してみると、自然とポジティブな視点が育まれていくことも。
「ごはんがおいしかった」「誰かが笑ってくれた」「電車がすぐ来た」でも十分です。
感謝や喜びを見つける習慣は、心を穏やかに保つ手助けになってくれそうですね。

4.反省・改善点

「もっとこうすればよかったかも」をやさしく振り返って、明日への気づきを書いてみましょう。
うまくいかなかったことや、ちょっと後悔したことがあったら「じゃあ次はどうしてみようかな?」と考える時間に変えてみるのがおすすめです。
反省点を生かして、「次はこうしてみよう」と次への挑戦を書くのもいいかもしれないですね。
自分を責めるのではなく、やわらかく「気づき」に変える視点で日記を書くことが、少しずつ前向きな力になっていくはず。

5.自由欄

絵・貼りもの・アイデア・夢日記なども自由に!
イラストを描いたり、夢をメモしたり、チケットや写真を貼ってみたり日記は文字だけじゃなくてOK。
ときには、何も決めずに自由に遊ぶページがあってもいいかもしれませんね。
私が日記に自由欄を作ったら、ひたすらその日のSNSでの推しの可愛さを語っているかもしれないです。
「自分らしい日記」は、こういうスペースから生まれてくるのではないでしょうか。

続けたくなる日記の書き方テクニック

日記って、「書いてみたいな」と思っても、いざ始めると、三日坊主で終わってしまって何を書いたらいいか分からなくて止まってしまうこと、ありませんか?
少しだけコツを知っておくだけで日記は“がんばるもの”から、“ちょっと楽しみな時間”に変わっていく。
私もこのコツを知るまでは続けようとしても、いつも3日坊主で終わってばかりでした。
ルールに縛られず、自分のペースで続けてられて気持ちがふっとラクになる、ちょっとしたテクニックをご紹介します。

◎書くのが苦手な人向け

「日記を書いてみたいけど、文章を考えるのがちょっと苦手…」
そんなときは、まずはたった3行から始めてみるのがおすすめ。
その日あったことや思ったことを、ひとことずつメモするだけで、不思議と心がすっきりして、自分の気持ちが見えてくることもあるかもしれませんね。
「1. 今日の出来事」「2. そのときの気持ち」「3. 明日やりたいこと」など、ゆるくルールを決めておくと続けやすくなるのもポイントです。
文章の上手・下手にとらわれず、気持ちを外に出すことそのものに意味があるので、少しずつ書くことに慣れていきたい人にもぴったりのスタイル。
さらに、短くても積み重ねていくことで、後から見返したときに“自分の変化”に気づけるのも3行日記ならではの魅力ですね。
“完璧に書こう”ではなく、“続けられる形で始めてみる”その第一歩に、3行日記はとてもやさしい方法だと思います。

◎自分に合う型を見つける

自分のペースに合ったスタイルを選ぶのが、続けるいちばんのコツかもしれません。
書きたいときにしっかり向き合いたい人もいれば、ざっくり振り返ると気がラク、という人も無理なく続けられる形を見つけて、自分らしい日記の習慣を育ててみましょう。
ここでは、2種類の書くスタイルと書く意欲が上がりそうなアイデアをご紹介しますね。

1日1ページ派

「書くこと」自体を習慣にしたい人にぴったり。
毎日ページを開いて、少しずつ思いを書いていく。
そんな静かな時間が、日々のリズムに心地よくなじんでいくと思います。
たとえ短いひと言でも、1ページを使うことで「今日の自分」と丁寧に向き合えるのが魅力のひとつ。
毎日をしっかり記録したい人や、書くことが好き、または書くことに慣れたい人、その日の気持ちや出来事を丁寧に整理したい人、日記を心のリセットタイムにしたい人におすすめです。
1ページだからこそできることは、感情や出来事をゆっくり振り返りながら書けて、イラストや写真、シールなどを使って自由にレイアウトできるのがポイント。
書いたあとの達成感が感じられ、見返したときに「この日の自分、こうだったな」と思い出しやすいのもメリットだと思います。

週1まとめ派

毎日は書けないけど、時間があるときに1週間分をまとめて振り返るスタイルなら、プレッシャーも少なく気軽に続けられると思います。
週ごとの流れが見えるので、「今週どんな気持ちだった?」「なにが印象に残ったかな?」など、広い視野が持てるのもポイントですね。
日記は書きたいけど、毎日は続けづらい人、1週間を俯瞰して振り返りたい人や忙しくても、自分を見つめる時間をとりたい人、書くときはしっかり時間を取りたいタイプの人にぴったり。
小さな変化や積み重ねに気づけるようになり、時間に縛られず、書くことを“楽しみ”にできるなどのメリットがあります。
そのほかにも、「週末だけの“自分会議”日記」や「毎月のふりかえり記録」など、ライフスタイルや目的に合わせてアレンジも自由自在です。

書きたくなる「見た目」や「手帳風アレンジ術」

日記を続けるには「内容」も大事だけれど、実は「見た目」が自分の気分にフィットしているかどうかも、とても大きなポイント。
お気に入りのノートや色づかい、ちょっとした工夫で“なんだか書きたくなる”1冊になっていきます。
ここでは、日記をもっと楽しく・自分らしく続けたくなる「見た目」と「手帳風アレンジ」のアイデアを実際にわたしがやってみたものも合わせてご紹介しますね。

カバーや表紙にこだわってみる

ノートを開くたび、ちょっとうれしい気分に。
お気に入りの柄のノートを選んだり、表紙にステッカーを貼ったり、ブックカバーをつけて“特別な1冊”にするだけで、書く気分がふわっと上がりますね。
見た目の“ときめき”が、続けるエネルギーになるのがポイントですね。
自分だけの「好き」で彩った表紙は、日記を開くきっかけにもなってくれる存在になってくれるはず。
たとえば、季節ごとにカバーを変えてみたり、旅先で買った紙ものやポストカードを貼ったり。
マスキングテープでふち取りして「今月のテーマカラー」にしてみるのも楽しいアイデアのひとつ。
さらに、背表紙に月や年のラベルを貼っておくと、見返すときにもパッと探しやすくなりますよ。
“書く前から気分が上がる”ようなノート作りで、日記がもっと自分らしい習慣になっていくといいですね。

曜日や日付をおしゃれに書く

手帳みたいに、見出しを工夫するだけでぐっと可愛くできます。
カラーペンや筆ペンで日付を書いたり、曜日スタンプを使ってみたり、毎日の記録に“始まりの印”をつけると、ページにリズムが生まれると思います。
同じフォーマットで繰り返すと、続けやすく・見返しやすくなるのがポイントです。
「今日は何曜日?」と確認しながら書くことも、小さな楽しみに変わるかも。
たとえば、
・曜日ごとにテーマカラーを決めてみる(月曜はブルー、金曜はピンクとか)
・日付を囲む飾り枠を描いて“見出し風”にしてみる
・カレンダー風シールやミニアイコンで曜日を表現する
・特別な日は星やマークをつけて、自分だけの“記念スタンプ”にする
など、小さなひと工夫で、日記を書く時間がより愛おしいものになっていくはず。
書く前の「ちょっと整える時間」が、気分をリセットするきっかけにもなってくれるかもしれませんね◎

見出し・枠・囲みで手帳っぽさアップ

文章にメリハリをつけたい人におすすめ。
フレームは「書くことを見つけやすくする工夫」にも使えるのがポイントです。
「今日のひとこと」「ふりかえり」「よかったこと」など、項目ごとにタイトルや枠をつけると、内容が整理されて見た目もすっきりして読み返しやすいページになりそうです。
カラーペンやシンプルな罫線で囲むだけでも、ぐっと“手帳感”がぐっとアップ。
ちょっとしたデザインが入るだけで、書くのも読むのも楽しくなりますよね。
・見出しにマーカーの帯を引いて、その上に白文字で書く
・囲み枠を点線や波線で変化をつけて、気分で使い分けてみる
・「To Do欄」「今日の気づき」などを毎日定位置に配置して“自分流テンプレート”を作る
・ミニアイコン(ハート・☀・💬 など)を使ってカテゴリ分けする
など、ほんのひと手間でページ全体がぐっと整い、日記が“見たくなるノート”に変わります。
その日の気分やテーマに合わせてフォーマットを少し変えるのも、飽きずに続けられるコツのひとつです。

シール・マステでアクセント

ちょっとした“余白遊び”で気分がゆるむのでおすすめ。
“書けない日”も楽しめるページがあると、続けやすくなるのがポイント。
書くことがない日は、好きなシールを貼って終わりでもOK。ページに色があるだけで、心が軽くなることってあると思います。
無理に文字にしなくても、「今日はこの気分」ってシールで表してみるのも素敵な方法です。
感情アイコンや天気・季節のモチーフを使うと、一目でその日の雰囲気が伝わるページになります。
シールやマステはたくさん種類があるので、選ぶ楽しさを感じながらやると気軽に続けられそうですね。
お気に入りのアイテムを「気分シール」「ごほうびシール」などのカテゴリで分けておくと、気持ちに合わせて選びやすくなります◎
たとえば、
・週のはじめはキラキラ系で気合いを入れる
・疲れた日はゆるいキャラや癒し系で気分をなだめる
・季節のマステで月ごとの雰囲気を出す
・空白ページを“デコ専用”にして、あとから見返しても楽しいページに
そんな「飾る楽しみ」があると、日記のハードルがぐっと下がって、続けること自体が小さなリラックスタイムになっていくはず。

フリースペースに日付なしの「気まぐれログ」

毎日じゃなくてもOK。書きたいときに書ける場所として、「自由ページ」をつくっておくと、「書きたいけど枠がない」「今日じゃないけど書きたい」気持ちに応えられるはず。
アイデアメモ、買いものリスト、夢日記、推し語りなど、書く内容にルールをつくらず、気ままに書けるページがあると日記との距離がぐっと縮まりますね。
私は、直近で推しが出る夏フェスがあるので、そのことへの気持ちや推しの衣装の可愛さについて語彙を失いながら書きました(笑)
自由なスペースなので、楽しみにしていることについて書くのもいいと思いました。
“自由に書ける場所”があるだけで、気持ちのハードルが下がるのがポイントです。
さらに、こんなふうに使ってみるのもいいかもしれません。
・気になる言葉やお気に入りのフレーズを集める「言葉のスクラップ」
・読んだ本・見た映画・聴いた音楽のひとことレビュー
・ふと思いついたアイデアをまとめる“思考の落書き”スペース
・月末に見返して「気まぐれログ月報」をつくるのも楽しいかも!
あえて日付をつけないことで、“いつ書いてもOK”という気楽さが生まれ、結果的に日記をもっと自由に、自分に寄り添った形で楽しめるようになると思います。

日記を習慣化する方法

「続けたい気持ちはあるのに、気づけば止まっていた…」
そんなことがあっても大丈夫。日記は自分のペースでいいんです。
毎日書くことにこだわりすぎず、肩の力を抜いて取り組めば少しずつ「続いていく感覚」が育っていくはず。
続けやすさの方法を、4つご紹介させてください。

書けない日は無理しない。空白も“あなたの記録”になる

どうしても書けない日があっても、気にしなくて大丈夫
空白だって、「この日は忙しかったんだな」「書く気分じゃなかったんだな」っていうそのままの自分を映す、大切な記録のひとつです。
無理に埋めようとしなくてもOK。「続けること」より、「戻ってこられること」を大切にしてみましょう。

ノートを「見返す時間」も大切に。自己肯定感UPの鍵

自分の言葉に、励まされる瞬間がきっとある。
書いた日記を読み返してみると「こんなことで悩んでたなあ」と思えたり「こんなに前向きなこと書いてたんだ」と驚くこともあるかもしれません。
自分の言葉が、過去の自分を思いやるヒントになったり、今の自分を肯定するきっかけになったりすることも。
日記は、書いたあとこそ、力をくれる存在になってくれるかもしれません。
ときどき振り返る時間も、そっと用意してみてくださいね。

デジタルと併用してもOK。音声入力や写真記録も視野に

音声入力や写真記録も“あなたの表現”のひとつ。紙の日記じゃなくても大丈夫。
スマホのメモアプリにひとこと残したり、音声入力で気持ちを話してみたり写真を撮って「今日の記録」とするのも立派な日記です。
形にとらわれず、自分が続けやすい方法を取り入れることで「書かないといけない」から、「ちょっと残したいな」に変わっていくかもしれませんね。
あなたのペースで、あなたらしく続けていければ、それで十分です◎

書く時間帯は「夜」or「朝」?続けやすいタイミングを見つけよう

日記を書く時間は、人それぞれ。
夜にゆっくり書くのが心地いい人もいれば、朝の静かな時間に書きたい人もいると思います。
ここでは、「夜書く派」と「朝書く派」、それぞれのメリットをご紹介します。
自分の生活や気分に合わせて、心地よいスタイルを見つけてみましょう。

夜に書く派のメリット

一日を静かに振り返る、自分との対話の時間に。
その日のできごとや感情を新鮮なまま書き残せて、気持ちを整理してから眠れるので、心が落ち着きやすいと思います。
小さな喜びや感謝を再確認でき、前向きな気持ちで一日を締めくくれるはず。
「おやすみ前の数分が、心のリセットタイムになる」そんな風に、眠る前のルーティンとして取り入れやすいのが夜に書く日記です。

朝に書く派のメリット

新しい一日を、自分の言葉でスタートできる時間に。
頭がすっきりしているから前向きな気持ちが自然と出やすいので、「今日やりたいこと」「こうありたい自分」を意識するきっかけになるはず。
前日に書いたことを振り返って、自分を励ますことができそうですね。
「書くことで、今日の自分を整える」そんな朝の静かな時間が、1日の流れをいい方向に導いてくれるかもしれません。
大事なのは、続けやすく、心地よく感じられるタイミングを見つけることです。
どちらが正解というのはないので、夜も朝も試してみて、「書きやすい」「気分が整う」と思える時間を選んでみましょう。
場合によっては、日によって時間を変えてみるのもいいかもしれませんね。

まとめ

日記は、自分自身と“今”をつなぐ場所だと思います。
上手に書くためのものではなく自分の気持ちにそっと寄り添う、小さな居場所のような存在であってほしいですね。
書ける日もあれば、書けない日もきっとあるでしょう。
たくさん言葉があふれる日もあれば、ひと言だけで精一杯な日もあるかもしれません。
それでも、ページをひらくたびに「今日の自分、どんなふうに感じてる?」とほんの少しだけ立ち止まって、自分に目を向けてみてください。
それが、日記という習慣のあたたかさなんだと思います。
自分のペースで、自分の言葉で今日もまた、ノートに気持ちを置いてみませんか?
未来の自分が、やさしく振り返れるように。

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