
健康経営の取り組みの一環として「腰痛」についてのセミナーをしていただきました
健康経営の取り組みの一環として『腰痛に安静は有効?〜効果的な対策とセルフケアを知ろう〜』という内容で、大栗紙工社員向けセミナーをしていただきました。
講師にお招きしたのは、
川口脳神経外科リハビリクリニック リハビリテーション科 理学療法士の金起徹先生。
大栗紙工の工場で働く人たちは立ち仕事のため、腰痛持ちの人が多いのが現状です。
そこで
1.腰痛に対して正しい情報を理解すること
2.自分で腰痛の対策ができること
というセミナーの目的を掲げ進めていただきました。

まず初めに「なぜ痛みに知識が大切か」ということをお話ししてくださいました。
例えばぎっくり腰などの痛みを発症した時、正しい情報を知ることで「不安や恐れ感がない状態」にして「楽観的に痛みと向き合える」ようになる。
そうすると「回復」を早めることができるのだということです。
そしてその正しい情報の一つとして、
安静にして寝ているのが良いのではなく、痛みの範囲内で活動する方が望ましい
ということを教えていただきました。
そうすることで、再発率が下がるというデータも示していただきました。
多くの人が抱えている腰痛ですが、その85%は原因が特定しきれない腰痛なのだそうです。
ただこんな症状の時は医療機関への受診が必要ですよ ということも教えていただきました。

また姿勢によって腰への負担が変わるということも教えていただきました。
立っていても座っていても「前かがみ」になる姿勢が、腰への負担が大きいようです。
特に「前かがみで荷物を持つ」というのはより腰への負担が増すそうです。
とはいえ荷物を持たなければいけない状況はあるわけなので、腰への負担を減らす荷物の持ち方についても教わりました。
腰痛対策に、仕事の合間に取り組める簡単な体操も何種類か教えていただき、実際に全員で実践しました。
腰痛を慢性化させないためにも教えていただいた体操を積極的に取り入れていって欲しいです。
最後に質問タイムを取りましたがいろいろな質問が社員の中から出てきて、腰痛に悩む人が多いことを実感しました。
とても充実した内容のセミナーだったので、参加した人たちからは好評のセミナーとなりました。
金先生、このたびは本当にありがとうございました。
社員全員が健康な状態で仕事に取り組めるように、これからもこのようなセミナーなども随時取り入れていきたいと思います。