環境にやさしいノートを選ぼう〜サステナブルなノートについて
製品を選ぶとき、どこに注目していますか?
実用性、デザイン、価格、とポイントは様々ですね。
なかには、製品を選ぶ際「どのような素材が使われているのか」「環境に配慮してつくられているか」など、環境に対する配慮を注視する方もいるのではないでしょうか。
環境に配慮した取り組みは年々と広まりつつあります。
食品や衣類、日用品、そして文房具にもその動きは見られています。
近年、再生紙を使ったノートや、繰り返し使えるリユーザブルノートなど、環境への配慮を意識した製品が見られるようになりました。ノートは、学生から社会人まで、日常的に使われる身近なアイテムです。毎日のように使うノートだからこそ、素材やつくり方に目を向けてみませんか?
今回は、サステナブルなノートについて、使われている素材や種類、選ぶときに知っておきたいポイントをご紹介していきます。
サステナブルなノートとは
■地球環境に配慮したノート
サステナブルなノートとは、資源の有効活用や環境への負荷軽減などを意識して作られたノートのことを指します。例えば、森林資源に配慮した紙を採用したり、長く使える仕様のノートにしたりすることで、森林保全やCO₂排出量削減の効果が期待されます。もちろん、環境への影響は使用する素材だけで決まるものではありません。製造方法や輸送、使用後のリサイクル方法など、さまざまな要素が関係しています。そのため、「サステナブル」といっても、製品ごとに取り組みの内容や環境への配慮のポイントは異なると考えられます。ノートを選ぶ際には、「どのような素材が使われているのか」「製造や廃棄の過程でどのような工夫がされているのか」などにも目を向けてみるといいですね。
■SDGsと文房具
SDGs(持続可能な開発目標)の広がりとともに、環境への配慮を意識して商品を選ぶという考え方は少しずつ浸透してきています。毎日使う文房具は、一つ一つは小さな製品かもしれませんが、多くの人が継続して購入する身近なアイテムです。「長く使えるものを選ぶ」「資源の有効活用に配慮した製品を選ぶ」といった行動は、持続可能な社会への確かな一歩になります。
環境に優しいノートに使われる素材
■再生紙・古紙パルプ
環境に配慮した紙として、最も広く利用されている素材の一つが再生紙です。
新聞紙やコピー用紙など、一度使用された紙を回収・再利用して作られるため、新たな木材資源の使用を抑えることにつながるとされています。近年では品質も向上しており、書き心地や見た目も一般的な紙と大きく変わらない製品が多く見られます。
■非木材紙(竹・バガスなど)
木材以外の植物を原料として作られる紙は、「非木材紙」と呼ばれています。
代表的なものには、成長が早い竹や、サトウキビの搾りかすであるバガスなどがあります。
これらは、木材の代わりとして利用されることがあり、資源の選択肢を広げる素材として注目されつつあります。
■ストーンペーパ
ストーンペーパーは、石灰石を主原料として作られる素材です。
木材を主原料としないことから注目されることがあります。しかし、一方で一般的な紙とは原材料や製造方法、リサイクル方法が異なる場合があります。環境への評価についてもさまざまな考え方があるため、特徴を理解したうえで選ぶことが大切になりますね。
何度も消して使えるリユーザブルノート
■ホワイトボードノート
ホワイトボードノートは、専用マーカーで書き、ティッシュや布などで簡単に消せるタイプのノートです。会議中のメモやアイデア整理、一時的なメモなどに適しており、使用状況によっては紙の消費を抑えられる可能性があります。
■スマートノート
スマートノートは、専用アプリと連携して手書きの内容をデータ化できる製品です。
製品によっては、書いた文字を濡れた布や熱で消して何度も使用できるものもあり、紙の使用量を抑えながら、デジタル管理も取り入れたい方に選ばれています。なお、消去方法や使用できる筆記具は製品によって異なるため、購入前に確認しておくと安心です。
サステナブルなノートを選ぶ際の基準
■環境ラベルを確認する
ノートを選ぶ際には、環境に関する認証マークを参考にしてみるのもよいでしょう。
例えば、「FSC認証」は、適切に管理された森林などから調達された木材を使用した製品であることを示す認証制度として知られています。そのほかにも、再生紙の使用率などを表示している製品もありますので、パッケージを確認してみると、新しい発見があるかもしれません。
■使い続けられる種類
サステナブルという考え方では、「長く使うこと」も大切なポイントになります。
例えば、バインダーやルーズリーフは、中身だけを交換できるため、表紙や本体を継続して使いやすいという特徴があります。必要なページだけ補充できることから、使い方によっては資源の無駄を防ぐことができるでしょう。
■リサイクルしやすい製本方法
ノートは、使い終わった後のことまで考えて選ぶという視点もあります。
例えば、糸綴じや無線綴じのノートは、金属部品が少ないため、地域の分別方法によっては処理しやすい場合があります。一方で、リングノートなども長く使いやすいという魅力がありますので、使用目的とあわせて選ぶことが大切です。
ノートメーカーが取り組む環境への工夫
■製造過程のエコ活動
サステナブルなノートを選ぶ際には、使われている素材だけでなく、どのようにつくられているのかに目を向けてみるのもよいでしょう。メーカーによっては、製造時に発生する紙の切れ端(端材)を再利用したり、プラスチックを使わず紙製のパッケージを採用したりするなど、製造過程で環境への負荷を抑えるための取り組みを行っている場合があります。こうした取り組みについては、製品のパッケージやメーカーのホームページなどで紹介されていることもあります。
■消費者の選択
サステナブルなノートを選ぶことは、日々の買い物の中で環境への配慮を取り入れる一つの方法といえるでしょう。ノートを購入するときに、価格やデザイン、書きやすさだけでなく、使用されている素材や製造過程にも目を向けてみるなど、環境への配慮を意識した製品を選ぶ人が増えることで、メーカー側の取り組みを後押しすることにもつながるかもしれません。一つ一つの選択は小さなものでも、普段使うノートだからこそ、こうした視点を持って選んでみるのもよいのではないでしょうか。
まとめ
サステナブルなノートには、再生紙や非木材紙を使用したもの、繰り返し使えるリユーザブルタイプなど、さまざまな種類があり、それぞれに資源を大切に使うための工夫が取り入れられています。毎日使うノートだからこそ、少しだけ視点を変えて選んでみる。そんな小さな積み重ねが、資源を大切にする意識につながっていくのではないでしょうか。自分にとって使いやすく、そして環境への配慮にも目を向けた一冊を見つけてみてくださいね。